2019.12.27
ゆく年くる年。家族が集う年末年始を前に、ヨシダのつぶやきおさめ。
どうも!仕事納めの本日も、相変わらず駆け回るヨシダです。皆様、お仕事の詰めの真っ最中でしょうね。
スッキリして新年を迎えるためにも、整理整頓まで心掛けたいものです。
かくいう私は、家庭の大掃除では、妻の熱い視線(見張りとも言うのでしょうか)を感じながら、テニスで鍛え上げた腕っぷしで、窓を拭きまくりますよ。
本日は、今年最後のコラム更新。ヨシダがいたく感動したお客様手作りの門松をご紹介したいと思います。お忙しい合間をぬってお届けいただいたこの門松。松田事務所への深い愛を感じずにはいられません。おかげで、事務所のエントランスが華やかになりました。心からお礼を申し上げます。
さて2020年は目前です。年末年始のこのシーズンは、遠方に住む家族や親戚が一同に集う機会となりますね。相続診断士ヨシダとしては、このタイミングで、お元気なうちに相続や財産についてお話ししておくことをおすすめしたいのです。なぜなら、仲の良い家族でもやはり揉めるのが相続だからです。「うちは大丈夫」「財産がないからケンカもしない」と思っているご家族でも、ご一考いただきたいのです。
相続法においては、今年すでに様々な施行がありました。「特別の寄与」をご存知ですか?たとえば同居の長男に代わって、その奥さんが長男の父親を献身的に介護していたとしても、今まではこの方には何の権利もありませんでした。遠方に住み、一切世話をしなかった長男のきょうだい達には相続権があるのに、これでは一生懸命尽くしたお嫁さんにあまりにも不公平。お嫁さんに遺す遺言書があればよいのですが、そうでない場合は、泣き寝入りだったのです。この不公平を是正するのが「相続人以外の者の貢献を考慮するための方策」で、被相続人に対して介護等で特別に寄与した人は、相続人に対して金銭の請求が可能になりました。つまり、お嫁さんは長男のきょうだいに対して「私の貢献を認めてほしい」と主張できるようになったのですね。このように、時代に即して、相続も変わりつつありますよ。
来年は法務局での遺言書預かり制度も始まります。家族間でも、なかなか話題にしづらい相続ですが、絆を深めるきっかけになるはずです。我々世代は次の世代に迷惑をかけぬように、そして若い方々は家族のつながりを支えていけるように、お互いが想い合って生きていきたいですね。
そんな我が家にも、先日、冬休みの孫たちが帰省してきました。「じいちゃん、じいちゃん」と付いてまわる姿が、かわいくて仕方ありません。お土産の「もみじまんじゅう」を頬張りながら、孫たちのためにも、まだまだ頑張るぞ!と、背筋が伸びるヨシダでした。
本年も松田信哉司法書士法人をご愛顧賜り、誠にありがとうございました。皆様のおかげで、スタッフ一同元気に過ごすことができました。来年は東京オリンピックに民法大改正。ヨシダは令和2年も駆け回ります。
皆様が素晴らしい新年をお迎えになることを、心よりお祈り申し上げます。